フジアザミの花
カメラを持って秋を探しながらの散歩は、つい距離がのびがちです。
この日はいつもより少し足をのばして来ました。

道沿いの水田は、稲刈りの時期を迎え一面黄金色に染まっていました。
手塩にかけた稲は、立派で申し分のないお米に育ったようです。
収穫する方の笑顔が見えてきそうな感じがしました。
去年この時期に私が初めてみた花がありました。
それは、「フジアザミ」という花です。
巨大な花頭を持つアザミの花なのですが、とても印象的だったので、今年も会いに行ってきました。
するとフジアザミは、こんなに見事な花をつけていました。


フジアザミは、キク科の多年草で、日本産のアザミの中では8cmほどの最も大きな赤紫色の花をつけ、株は大きなものになると1mほどになります。
関東や中部地方の山地(一部北陸でも)で広く見られるこの花は、特に富士山周辺に多く見られることからこの名前がついたそうです。

上の写真は、蕾の状態です。
葉や花の上部には、とても鋭い棘があり、どこか近寄りがたい雰囲気なのですが、お花はというとボサボサして生えている感じが何とも可愛く思えてしまいます。
下向きに咲く花なので、膝をついて下から覗き込むようにしないと花を正面から見ることができないので、カメラを構えている私は、妙な体制になっていたでしょう。



どうです?可愛くありませんか?
ちょっぴり妖怪ちっく?!このボサボサ感を活かした富士山にまつわるキャラクターにどうかなぁ~?と思ってしまうのです(笑)
このフジアザミは、富士山の登山道周辺でも見ることができます。
これは、フジアザミの特性を活かしているもので、地中深くに根を張り、養分の少ない砂礫地や崩壊地などの地表が安定しないところに好んで咲くというものです。
こうやって不安定な場所に根を張ることで土壌を安定させる働きをしているそうなのです。
地中深く下ろした根は、食用にもなるそうです。
アザミの 別名は、刺草。
名前の由来は、アザム〈傷む、傷つける、驚きあきれる意〉がもとで、花を折ろうとするととげに刺されて驚くからという説があるということです。
確かに不意に触れた棘は、チクッとしていて、とっても痛かった~。
でも、やっぱり魅力的なお花です。
朝霧高原周辺では、もうしばらくこの花を愛でることができそうです。

こちらもアザミの一種のようですが、何アザミなのかな?
日本ではアザミだけでも100種類ほどあるようなので、絶対私は覚えきれないだろうな・・・。
フジアザミはダイナミック過ぎてしまいますが、こちらの小さなアザミの花ならば、一輪挿しの花瓶に生けても可愛いかな?
そんなことを色々と思いながら家路に着きました。