家族の言い訳

3月 8th, 2009

ある日の昼下がり、いつものようにペラペラと新聞を捲っていました。
すると、ある広告欄が目に飛び込んで来ました。

それは、双葉文庫が掲載したもので、2006年3月に刊行された小説『家族の言い訳』が文庫化されたというものでした。

タイトルを見て、どうしても読んでみたいという衝動に駆られ、新聞の折り込みチラシの端を千切って書籍名と出版社をメモって二階へと上がりました。

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意地悪な人生、あきらめていた人間関係・・・・・・
けれど見逃していたあたたかい絆。

「もっと早くこの本と出会っていたら」
と読者の人生観を揺さぶった、
稀代の名作詞家が書き綴る傑作短編集『家族の言い訳』

—読者の皆様からいただいたメッセージのご紹介—

バスの中で読みながら「ホタルの熱」「星空への寄り道」など涙で読めなくなり、恥ずかしくなる位でした。森さんのファンになりました。(62歳・女性・東京都)

読んでいる自分自身の家族や人に対する気持ちの持ち方や考え方に向き合えるように思いました。もっと読みたい。あっという間に読んでしまいました。(24歳・女性・北海道)

一気に読み上げました。読んでいる内、そう!そうだった!そうなのよ!と自分に云い聞かせながら、もっと早く読んでいたら私も離婚にはならなかったのかなあと思いました。(61歳・女性・埼玉県)

どこか儚げな表紙と、こんな書籍の帯にやられてしまいました。

家族に悩まされ、家族に助けられている。
誰の人生だってたくさんの痛み、苦しみ、そして喜びに溢れている—。
作詞家・森浩美がその筆才を小説に振るい、リアルな設定の上に「大人の純粋さ」を浮かび上がらせた。
『ホタルの熱』『おかあちゃんの口紅』はラジオドラマや入試問題にもなった出色の感動作。
あなたの中の「いい人」にきっと出会える、まっすぐな人生小説をお届けします。

そして、『家族の言い訳』のこんな裏表紙に完全にノックアウトでレジに進みました。

ご存知の方も多いかとは思いますが、表紙の内側にある著者の森浩美さんの経歴も・・・。
恥ずかしながら全く意識していなかったのですが、とても超有名な作詞家さんだったのですね。

放送作家を経て、1983年より作詞家。
現在までの作品総数は700曲を超え、荻野目洋子「Dance Beatは夜明けまで」、酒井法子「夢冒険」、森川由加里「SHOW ME」、田原俊彦「抱きしめてTONIGHT」、SMAP「青いイナズマ」「SHAKE」「ダイナマイト」、Kinki Kids「愛されるより愛したい」、ブラックビスケッツ「スタミナ」「タイミング」など、数々のヒット作を手掛ける。
著書に掌編小説集『推定恋愛』『推定恋愛two-years』などがある。
近著は家族小説短編集『こちらの事情』。

『家族の言い訳』の個人的な感想はというと、心動かされる一冊でした。
ふと忘れてしまいがちで大切な温かいものがそこにありました。
こんな言い方をすると語弊があるかも知れませんが、女性好みの小説かな!?
いつかどこかで同じような経験を・・・きっと多くの人がうなづくのではないでしょうか。
小説の中の主人公がいつの間にか自分に置き換わっていました。
身につまされる思いで一気に読みました。

口に出さなければ伝わらない思い。
けれど、飲み込まなければいけない言葉もある。
とても難しいなぁ~と思います。

目次を捲ると出てくる文字がありました。

言い訳を
いちばん必要とするのは
家族です。

本当にそうかも知れませんね。
『こちらの事情』も読んでみたくなりました。

 

家族の言い訳

 

家族の言い訳

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森 浩美
双葉社
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